人生すべてそうですが、生まれてより全ては縁でつながっています。そこに「だから…」という意味を求めてはならないのですが、誰しも不思議を感ぜざるを得ません。
 私がクラシック音楽とつながったのは、今は亡き父の膝の上でした。スイッチを入れるとスイッチの脇の小さな小さな緑のランプが灯り、そのほのかな明かりがしだいにしっかりとしたサファイアの輝きとなるまで数分間はかかる直方体のラジオから、やがて流れ出る「楽興の時」。解説者の優しい声が名曲へ誘ってくれました。まだ私の上にもまだ降り注いでいた日曜の朝の柔らかな陽光。
 祖父の代からクラシック好きだったので、木製の箱に10枚ほどを単位にして平積みにされたSPレコードの横文字だけの粗末なボール紙ジャケットが思い出されます。
 LPが出始め、この針先はサファイアからダイヤモンドに代わり、虹色に輝くレコードの溝に触れるダイヤモンドのブリリアントカットのイメージを追って、飽かず眺めていたものでした。
 我々シニア層には、楽曲のダウンロードというのは馴染めず、やはりCDのお世話になってしまいます。ただ、昔からSP、LP、CDとずいぶんお世話になったのですが、音楽鑑賞は、やはりコンサートで生の音を聞くに限ります。好きだったMJQのライブを聴いたときのパーシー・ヒースの音の強さはCDしか聴いていなかった私には大きなショックでした。
 絵画でもそうですが、そこに釘付けになり吐き気すら覚える感動は画集から得られたことはありません。そういえば、地方都市のコーヒーハウスでたまたま出会った山下洋輔の「展覧会の絵」も生涯忘れえぬ名演でした。(市販のCDとは比較できません。実のところCDを買ってがっかりしました。ただ、山下さんはグールドとは違ってライブ演奏を重視した方ですので、その点を批判するつもりはありません。)
 すべては「私」などという小器を超えた、天与としか形容のできぬ縁の御蔭です。
 とはいえ、かつては海外のコンサート会場で、かなり高額な入場料を払わなければ聴くことができなかったオペラやバレーなどもDVDで鑑賞できるようになり嬉しい限りです。

 このサイトでは、当座、音楽鑑賞の王道クラッシックと何故かハードロックをちょっと突っ込んで取り上げていきたいと思います。
 まあ、スクリャービンとスレイヤーが同居してもいいではないか。。。インシャラ~

おまけ
 東京フィルハーモニー交響楽団の公式ホームページの「TPO on TV」コーナーで公開されていて、とても面白かったので紹介します。その名は、「ドクトル中川のアナリーゼ」。
 付け髭、付け眉、角帽姿でピアノを弾きながら、名曲の楽曲分析を行うという趣向。中川さんって全然知らない人だけど、中川賢一さんとおっしゃる方。現代を代表するチェンバロ、フォルテピアノ奏者のインマゼールに教わっていて、指揮、ピアノ、プロデュース、教育など幅広い活動をされている方らしい。
 「ドクトル中川のアナリーゼ」で検索するとYouTubeでたくさんアップされています。
今も「TPO on TV」で活躍されているのかは分かりませんが、楽しいひと時でした。

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